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2020.07.08 Archivesin shop BLOG買取強化商品

The Antwerp 6 ベルギーから生まれた6人衆「アントワープ6」

こんにちは。charlieです。
ベルギーはアントウェルペンにある世界的にも有名な美術学校「アントウェルペン王立芸術学院」を卒業し、ファッション史に名を残した6人衆が存在します。
本日はその「アントワープ6」について。
今なお活躍する著名なデザイナーも含まれていることから名前だけでも目にしたことがある方も多いのではないでしょうか。
名前は知っていても、全員はわからないといった方や各デザイナーがどういった作風なのかまで知っている方は意外と少ないのでは。
彼らの作風などについて解説します。


Ann Demeulemeester アンドゥムルメステール

モノトーンを基調とした非常に繊細且つ凝ったデザインが特徴的なデザイナーです。
2014年春夏コレクションを最後に自身のシグネチャーブランドのデザイナーを退任し、現在はデザインチームがデザインを手掛けています。
2014年には自身の活動を収録した初の書籍「ANN DEMEULEMEESTER」が刊行されました。

書籍「ANN DEMEULEMEESTER」

洋服だけでなくアクセサリーも非常に人気が高く、このアクセサリーの製作を担当していたのが現存するジュエリーブランド「werkstatt münchen(ワークスタットミュンヘン)」です。
有名な作品のひとつにモビールと呼ばれるネックレス等が存在します。

ANN DEMEULEMEESTER「Mobile」

アンはアントウェルペン王立芸術学院を卒業後すぐに、アントウェルペンにあるベルギー国内にひとつしかない、近代建築の巨匠ル・コルビュジエが設計した家「ギエット邸」を購入し住んでいました。
このル・コルビュジエ、「右岸のエルメス、左岸のアルニス」とも称される「ARNYS」の当時はまだ存在しなかった、かの有名な「フォレスティエール」をオーダーし、その後アルニスからブランドを象徴するアイテムとして展開されました。
言わばフォレスティエールの生みの親です。
アンはコルビュジエの歴史的建築作品とも言える家に住んでいた時、この家から沢山のインスピレーションを得ていたといいます。
コルビュジエは建築家ですが、建築だけでなく服飾史に於いても功績を残したと言えます。

ル・コルビュジエ作 「ギエット邸」


 

DIRK BIKKEMBERGS ダーク・ビッケンバーグ

独特のパーツ使いやミリタリーから落とし込んだ重厚なデザインが特徴的なデザイナーです。
アントワープ6として活躍していた時代、靴をきっかけに現在の道を歩みだしたと言っても過言ではなく、ワイヤーがあしらわれたブーツは最も有名な作品のひとつです。

DIRK BIKKEMBERGS 「Wire rope boots」

コレクションブランドではレディースウェアの方により力を入れるデザイナーが多い中、彼の作風はメンズウェアの方へ力を入れており、且つメンズウェアの方が有名でもある、メンズをルーツとする数少ないデザイナーの一人です。

DIRK BIKKEMBERGS 1989 S/S 「Patchwork jacket」

1990年代から2000年代にかけて日本でも人気を博しましたが、残念ながら2019年現在日本での正規取扱店はございません。

DIRK BIKKEMBERGS 「Tie holder」


 

Walter Van Beirendonck ウォルター・ヴァン・ベイレンドンク

カラフルで鮮やかな色合いや、顔をはじめとした様々なものをモチーフとして装飾へと取り入れるアヴァンギャルドな姿勢が特徴的なデザイナーです。
彼の生み出す洋服はアントワープ6の中でも異彩を放っています。

Walter Van Beirendonck 2018 S/S

かつてはドイツのMUSTANG社よりオファーを受けブランド「W.&L.T.」のデザイナーとして活躍し、日本では「パクパク君」と呼ばれているキャラクターを生み出しました。

W.&L.T. 「パクパク君」

しかし、実験的なファッションをデザインするウォルターに対し企業側が商業的な不安を感じ、2000年春夏を最後にデザイナーを降板します。
その後、ブランド「aestheticterrorists(エステティックテロリスト)」を立ち上げます。
現在は自身の名を冠した「Walter Van Beirendonck(ウォルターヴァンベイレンドンク)」というブランド名に。

彼は現在、自身が卒業したアントウェルペン王立芸術学院で学長を務めています。
彼の元でRAF SIMONS(ラフシモンズ)やBernhard Willhelm(ベルンハルトウィルヘルム)がアシスタントを経験し、彼らの作品からはその影響を色濃く感じさせます。

Bernhard Willhelm 「Bambi bag」


Dirk Van Saene ダーク・ヴァン・セーヌ

アントワープ6に名を連ねますが、自身が興味を持つアート活動も洋服のデザインへと落とし込むアーティスティックなデザイナーです。
平面的なデニムスカートのポケット等のパーツをすべてステッチのみで表現した、アートの手法で「トロンプルイユ」と呼ばれる、所謂騙し絵をデザインへと落とし込んでいたり、和紙を縫い合わせたペーパードレスなどが存在します。

Dirk Van Saene 2008-09 A/W 「Woollen jumpers」

Dirk Van Saene 1999 S/S 「Trompe-l’oei skirt」

Dirk Van Saene 1999 S/S 「Paper dress」

 

現在は、同じくアントワープ6に名を連ねるWalter Van Beirendonckが手掛けるショップ「WALTER」をウォルターと共に経営し、アントウェルペン王立芸術学院で教鞭をとっています。


 

Dries Van Noten ドリス・ヴァン・ノッテン

繊細な生地や刺繍といったファブリックが魅力的です。
ドリスと「花」とは切っても切り離せない存在で、自身の住む豪邸の広大な庭でも、まるで映画のワンシーンかのような沢山の花や草木を自身の手で育てています。

 

ドリスの庭園

企業家としての側面も持ち合わせ、その手腕も優れており職人からの信頼も厚く、今日までブランドが続いているのは彼の人柄も関係しています。
ファッションだけでなく工場や職人まで消費していく現代で、彼のようなデザイナーは稀有な存在です。

自身がクリエーションしてきた服への愛情も深く、すべてのアイテムにはそれぞれ名前が付いているといいます。

Dries Van Noten 2012-13 A/W Embroidered jacket

服だけでなく人としても非常に魅力的なドリスですが、2016年に「ドリス・ヴァン・ノッテン ファブリックと花を愛する男」というタイトルの、彼の映画が公開されています。

ドリス・ヴァン・ノッテン ファブリックと花を愛する男


Marina Yee マリナ・イー

彼女はアントワープ6の中でも最も謎に包まれていると言っても過言ではありません。
既存のファッションシステムに懐疑的になった彼女は1988年にアントワープ6を脱退しファッションから離れた生活を送り家具の仕事に従事します。

1987’s Marina Yee 「Invitation」

世間はマリナが脱退した後にマルタン・マルジェラを加え改めてアントワープ6としますが後発的なものです。
後述しますが、マルタンがアントワープ6の一員として混同され度々名前が挙がるのはそれが所以です。

インターネットにも情報はあまり転がっておらず、彼女についてわかっていることはインタビューから推し量れるぼんやりとした人間性。

1980’s 「Deconstructed blazer」

1999年から再び少しずつ様々なファッションプロジェクトに参加はしていたようです。
そんな彼女ですが、2018年秋に新プロジェクト「M.Y.project」を立ち上げ、東京のショップ「LAILA TOKIO」や「BIOTOP」でファーストコレクションとインスタレーションが展開されました。
伝説とも称えられるアントワープ6に名を連ねる彼女の今後の活躍には目を離せません。

Marina Yee 「Micro book」


 

以上の6名がアントワープ6と呼ばれています。
そしてこのアントワープ6と同時期に彼らと共に活動していた、彼らと切っても切り離せない人物がいます。


 

Martin Margiela マルタン・マルジェラ

6人のメンバーがアントワープ6と呼ばれるきっかけとなったのは、アントウェルペン王立芸術学院の卒業生が、ロンドンファッションウィークの展示会に参加したことから始まります。
その中のとあるコンクールに参加したのがアントワープ6のメンバーとこのマルタン・マルジェラでした。

アントワープ6と同等に語られることの多い彼ですが、その中でも最も有名と言っても過言ではないでしょう。
メディアの前には殆ど姿を現さずインタビューはすべてFAXを通じて行います。1990年代に撮影された写真を最後に、それ以降の素顔も公表されていない匿名性の高さも有名です。

彼はアントワープ6が有名になる前6人のメンバーと共に活動していましたが、その中でも最も早い1984年からの約3年間、Jean Paul Gaultier(ジャンポールゴルチエ)のアシスタントが決まりメンバーから脱退します。

Martin Margiela 1984 S/S 「Sketch」

その後1988年に自身の名を冠したブランド「Maison Martin Margiela(メゾンマルタンマルジェラ)」を立ち上げます。

彼について語るにはあまりにも長くなってしまいそうなので省略しますが、ひとつ言えるのは、かつてのモードの概念を塗り替えたデザイナーです。
伝説と称えられるアントワープ6と比較しても、残した功績は最も大きいと言えるかもしれません。

Maison Martin Margiela 1997 S/S 「stockman waistcoat」

1997年から2003年までは、世界のトップメゾン「HERMES(エルメス)」のデザイナーにも抜擢されました。

しかし、自身のブランドからは2008年には離脱し、以降ファッション業界からは姿を消しています。

2018年には映画「We Margiela マルジェラと私たち」が公開されました。
しかし、ここでも当のマルジェラは登場していません。

We Margiela マルジェラと私たち


 

一般中古市場には出回っていないデザイナーの作品も多数存在しますが、アントワープ6のアイテムをお持ちでしたらぜひご相談ください。
高価買取させていただきます。

1983 ‘Gouden Spoel’ Invitation

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執筆者 : Charlie


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