2025.11.21 Archivesin shop BLOG新入荷商品
誤解されがちなデザイナーズブランド・オススメアイテムを使った幅広いスタイリングをご紹介!
こんにちは!NEXT51の2階デザイナーズブランド専門ショップ Design for living 担当のリクです!

今年の夏は猛暑が続き、僕自身 休みの日は家から出ることは少なく、お家でダラダラ過ごしていましが
あっという間に秋が過ぎて冬になり、秋冬のお洋服が着れる時期になりましたね!
今回はそんな待ちに待った涼しい季節にピッタリのオススメお洋服をスタイリングを含めてご紹介させていただきたいと思います!
誤解されがちな
デザイナーズブランド

「デザイナーズブランドって、ちょっと難しそう」
「自分に似合うかわからない」
そんな声をよくいただきます。
なんとなく「デザイナーズブランド=真っ黒で難しそう」「形が個性的すぎて着こなせない」
そんなイメージをお持ちの方も多いと思います。
でも実際には、シンプルで上質なアイテムも多く、
ものによってはアメカジやヴィンテージ、ハイブランドとの相性も抜群。
体格や性別を問わず着られるものもたくさんあります。
さらに、同じブランドでも一着ごとに雰囲気やサイズ感、素材がまったく違う。
だからこそ、一番多様性があって、日常にも取り入れやすいジャンルなんです。
Design for livingでは、
約700点におよぶデザイナーズブランドの中から、
お客様の体格・骨格・年齢・ライフスタイルに合わせて、
丁寧にスタイリングのご提案を行っています。
“ブランドを着こなす”というより、
“自分らしさを引き出す”ためのスタイルを見つけていただける場所をスタッフ一同心掛けております。
今回は、現在店頭で販売しているおすすめのアイテムを、
スタイリング提案とあわせて5つご紹介させていただきます。(2025 11/20 に作成の為、現在売り切れの商品もございます)
これからの季節にぴったりな一着を、ぜひ見つけてみてください。
Yohji Yamamoto Pour Homme
08SS Khaki cotton gauze military pants
Yohji Yamamoto Pour Homme (メンズコレクションライン) 2008年春夏 通称 ”敗残兵期” に発表されたこちらのアイテム。
その名の通り、“敗れた兵士”をテーマにしたこのコレクションは、ミリタリーアイテム・軍物をモチーフにしたアイテムが印象的で、戦いのあとに残った者の静けさ・強さ・哀しみを表現したコレクションとなっております。
大戦当時、騎馬隊やバイク部隊などに支給されていたジョッパーズパンツがベースとなったこちらのアイテム。足回りの機動性を確保するために紐やジップなどで裾を絞るよう設計されているジョッパーズパンツですが

こちらはなんと26個のボタンと16個のボタンホールを股下まで配置し、膝下からシルエットの調整が可能となっております。
それに加え、裾内側にはジップも配置されており、腰回りには同素材のサスペンダーベルトが付属。
Yohjiならではの腰回りのボリューム感と細かいディテールが人気を博し、2008年以降も素材違いや色違いで復刻されています。
こちらはカーキコットンガーゼ素材を使用したオリジナルモデルとなっております。
スタイリングはこちら

Coat: Y’s Collarless military coat
Knit: ANN DEMEULEMEESTER 06AW Cotton mohair V-neck knit
Pants: Yohji Yamamoto Pour Homme 08SS Khaki cotton gauze military pants
Boots: DOLCE&GABBANA Belted combat boots
コレクションのテーマであるミリタリー調に合わせてカーキのコートとボリュームのあるコンバットブーツ、トップスにオフホワイトカラーのニットを合わせたスタイリング。

ウエストから垂れたサスペンダーベルトがブーツのボリュームと相性が良く、コートを脱いだときや歩いた時に見えるのもこのパンツのいい所です。マネキンで再現は出来ませんでしたが、ブーツインするスタイルでも腰回りのボリュームある分、バランスが良く見えます。
こちらのパンツはヴィンテージやアメカジとも相性がいいので、お手持ちのミリタリーコートや、レザージャケットなどとも合わせることもできそうです。

今回着せているコートはYohji Yamamotoのレディースライン、Y’sから展開されたアイテムとなっていますが、身幅がしっかりある為、性別問わず着用いただけます。

霜が降ったようなヴィンテージテイストのテキスタイルとなっており雰囲気があります。こちらもぜひお試しください。
RISMAT by Y’s 20AW Pre
WOOL ALAN KNITTING HIGHT NECK ZIP OPEN CAPE
ニットやカットソーを中心に素材、着やすさにこだわり、「引き算」「遊び」をベースにしたミニマルなデザインが特徴で2017年に発足したYohji Yamamotoのレディースライン、「RISMAT by Y’s」
こちらは2020年秋冬に展開されたハイネックジップニットカーディガン。厚手の100%ウール生地なのにサラリとした肌触りでチクチクしずらく、首周りと袖口にジップが配置されているのが特徴となっております。

生地全体はケーブル編みになっており、ノスタルジックな雰囲気なのも特徴的。
置いたときは立体的の感じられない、平面的な写真となっていますが着用すると大きくシルエットが変わります。
スタイリングはこちら

Knit: RISMAT by Y’s 20AW Pre WOOL ALAN KNITTING HIGHT NECK ZIP OPEN CAPE
Pants: EJ SHEYANG 24SS RUFFLE WAIST SNAP BUTTON TROUSERS
shoes: Portaille F18 Sidegore short boots
着てみると不思議と身体のラインに馴染み、落ち着いた大人っぽい印象に様変わりします。
胴回りの着丈が短くショート丈シルエットなので、パンツはハイウエストの極太のデニムパンツを合わせ、足元はベーシックに。
太いシルエット、デニムの様な張ハリのある厚手の素材であれば、お手持ちのパンツでも代用していただけます。
今回はレディースのスタイリングになりますが、こちらも同様、性別問わず着用いただけるアイテムとなっております。

着物の様なスリーブも特徴的。
Design for livingで取り扱うデザイナーズブランドの多くは、
ハンガーに掛けている状態と、実際に着用したときとで印象が大きく変わるアイテムばかりです。
一見複雑に見えるデザインでも、着てみると驚くほど馴染むシルエットだったり、
緻密に計算されたパターンによって、着る人の雰囲気を引き出す工夫が施されています。
だからこそ、店頭で少しでも「いいな」「気になるな」と思う服があれば、
ぜひ気軽に袖を通してみてください。
着てみることで初めてわかるシルエットや、自分でも気づかなかった新しい魅力に出会えるはずです。
New York Industrie
by KOSTAS MURKUDIS

03AW Rusting pants
1990年代のミニマリズムを代表するドイツのデザイナー、KOSTAS MURKUDIS(コスタス・ムルクディス)
装飾的なデザインが主流だった1990年代初頭に、大胆に“引き算の美学”を打ち出し、無駄を削ぎ落としたミニマリズムを貫き、
当時のファッション業界の価値観を180度変えたゲームチェンジャー、Helmut Lang(ヘルムート・ラング)
その右腕として彼の下でアシスタントデザイナーを勤め、その後独立。
2000A/Wより、DIESELのニューヨーク・インダストリー(NewYork industrie)ラインのデザイナー・ディレクター兼クリエイティブディレクターに短期間就任。
建築的な構築美と、繊細な素材使いを融合させた独自のスタイルで、ファッションデザイナーとしての活動が活発でない今でも熱狂的なファンがいる幻のデザイナーとなっています。
こちらはNewYork industrie就任の短い期間に展開された市場にもなかなか出回らない希少モデルとなっております。

生地全体にサビが付いたようなプリントがされており、ジップフライ仕様ですが一風変わった前立てとなっております。
スタイリングの前に見ていただきたいのはシルエット。

もも付近までしか足の無い半身のマネキンに着せていながらここまでのラインがくっきり生まれる綺麗なシルエット。
退廃的な生地にシンプルかつ念密に計算されたパターンを当てはめる、KOSTAS MURKUDISの真骨頂の様な1着となっております。
スタイリングはこちら

Jacket: Y’s for men Lambskin leather 1 button blazer
Tops: COMME des GARCONS SHIRT FOREVER T-shirt White
Belt: SAINT LAURENT Leather narrow belt
Pants: New York Industrie by KOSTAS MURKUDIS 03AW Rusting pants
Boots: NUMBER NINE 07SS PECOS BOOTS
パンツのシルエットを活かしたシンプルなスタイリング。
Y’s for men (Yohji Yamamotoのメンズライン) のレザーテーラードジャケットは細見のシルエットが主流だった2000年代終盤のアイテムで、こちらもシンプルかつ上質なシルエット。
ハイブランドやラグジュアリーブランドとも相性のいいスタイルとなっております。
COMME des GARCONS
92SS “Unfinished” Souvenir jacket
COMME des GARCONS (レディースコレクションライン) 1992年春夏 “Unfinished” ランウェイにて公開されたコレクションアイテム。
スーツなどの生地で用いられるウールギャバジン生地を使用したボンバージャケット型のショート丈ブルゾン。

コレクションテーマの “Unfinished”(未完成) の名の通り、一般的に販売されるスーベニアジャケットと違い、地名などが刺繡されておらず未完成。花や富士山、龍の刺繡のみが全て黒で施されたミニマムなデザインとなっております。
こちらもかなり希少なモデルとなっており、市場に出回ることがなかなかございません。
スタイリングはこちら

Jacket: COMME des GARCONS 92SS “Unfinished” Souvenir jacket
Tops: Yohji Yamamoto +NOIR Mesh see-through high neck top
Skirt 1 : Y’s Wool flannel gathered skirt
Skirt 2 :Yohji Yamamoto Femme 98SS Silk skirt
Boots : Yohji Yamamoto Femme 13AW Zipped boots
ジャケットは形としてはかなりシンプル。刺繡も全て黒なのでオールブラックでアバンギャルド(前衛)なスタイリングにまとめました。
シュート丈のブルゾンにインナーは透け感のあるシアートップ、スカートにはボリュームを持たせて、足元はシンプルに。
無意識でしたがジャケット以外はすべてYohji Yamamotoのアイテムになってしまいました笑

光沢感のあるシルクのスカートに、起毛感のあるウールのスカートをレイヤードし二重履き。
レディースは特に自由度が高いので色んな履き方が提案させていただけます。

バックスタイルはこんな感じになってます。
こちらはモード色全開のスタイリングとなりましたが、形はシンプルで使いやすいのでインナーに色を入れたり、二重履きした中のスカートをお好きな色味にすることで全体の雰囲気はそのままで、より様々なスタイルで着用にすることもできそうです。

Yohji Yamamoto Pour Homme
25SS WOOL GABARDINE SLEEVE BUTTON DETACHABLE POCKET JACKET
Yohji Yamamoto Pour Homme (メンズコレクションライン) 2025年春夏 に発表されたこちらのアイテム。
ブランドを象徴するウールギャバジン生地を使用したテーラードジャケット。少し着丈の長いシンプルなジャケットにボリューミーなカーゴポケットが付いています。

腰回りのポケットの着脱が可能

それに加え袖口裏にボタンをアーム部分に配置されているボタンホールを留める事で袖丈を4段階調整が可能となっております。
シルエットはシンプルながら様々なギミックを楽しんでいただけます。
スタイリングはこちら

Jacket: Yohji Yamamoto Pour Homme 25SS WOOL GABARDINE SLEEVE BUTTON DETACHABLE POCKET JACKET
Hoodie : REGULATION Yohji Yamamoto MEN Wool jersey pullover hoodie
Pants:Y’s for men Wool gabardine side-line easy pants
Boots: DOLCE&GABBANA Belted combat boots
ジャケットと同素材であるウールギャバジン生地のパンツで合わせたYohji Yamamoto王道スタイル。
ジャケットにデザインが効いているのでシンプルなデザインのパンツを合わせ、インナーにパーカーを持ってくることで少しカジュアルダウン。
初めてYohji Yamamotoを検討される方にも比較的着用しやすいスタイリングとなっております。
当店で初めてデザイナーズブランドを試されるお客様の多くが、
まず驚かれるのがやはりYohji Yamamotoです。
上質な素材から生まれる落ち感や空気を含んだようなシルエット、
そして言葉にできない独特の存在感。
袖を通した瞬間に、「今までの服と何かが違う」と感じる方が多くいらっしゃいます。
ぜひ店頭で、その感覚を体験してみてください。

以上がオススメアイテムとスタイリング考案5選でした。最後までお付き合いいただきありがとうございました。
デザイナーズコーナーの Design for living は、
「ちょっと入りづらい」「自分には難しそう」と感じられる方も多いかもしれません。
ですが当店では、日頃からお客様一人ひとりのスタイルや雰囲気に合わせて
商品やスタイリングのご提案を行っております。
「気になる服がある」「こういう雰囲気に挑戦してみたい」など、
どんな小さなことでも大歓迎です。
スタッフが丁寧にご案内いたしますので、ぜひ気軽にお声がけください。
“デザイナーズブランドをもっと身近に、もっと自分らしく。”
そのきっかけを、Design for livingで感じていただけたら嬉しいです。
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