こんにちは、charlieです。
ファッション業界から姿を消してもなおその名が語られることの多いデザイナー
Martin Margiela(マルタン・マルジェラ)。

今回はマルジェラがデザインを務めた時期のHERMES
通称マルジェラ期のアイテムにフォーカスしたいと思います。

マルタンマルジェラは1998年秋冬から2004年春夏までエルメスのレディースプレタポルテのデザイナーを務めました。
マルジェラ期のエルメスは、エルメスのプレタポルテの中でも語られることの多い時期。
ですがそのデザインやスタイリングはエルメスで発表するよりも前に、実はマルジェラのコレクションで一度世に出ています。

Martin Margiela 1996-97AW

HERMES 1998-2000

マルジェラのデザインしたエルメスの中でも最も有名なディテール
胸元に大きく切れ込みが入ったような深いVネック 通称「ヴァルーズ」。
船員のユニフォームから着想を得たといいます。

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Martin Margiela 1994-95AW

HERMES 2003-04AW

ニットのアンサンブル。マルジェラでは1994年秋冬に同様のスタイリングが見られました。
マルジェラの方は通称「Doll期(ドール)」と呼ばれ、人形が着ている服から着想を得ています。
人形が着ているものが現尺のまま人間サイズの洋服へと拡大されており
ボタンやジッパーなども拡大されています。

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HERMES 2003SS

普遍的なワードローブとして度々再解釈されるアイテムのひとつ「トレンチコート」。
HERMESでのクリエイションではケープと袖が一体となっており
幾通りもの着方が出来るものが発表されました。
普遍的でありながらエレガンスです。

マルタンマルジェラのトレンチコート

マルジェラによるエルメスのトレンチコート

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マルジェラによるエルメスのディテールで有名なものがもうひとつございます。

ボタン穴を利用しHERMESの頭文字である「H」が表現されています。
有名ですが、これもマルジェラ期特有のもの。

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当店2F in Shop 「Design for living」では、これらのディテールを落とし込んだ
マルジェラによるエルメスのお洋服が数点ございます。
(ECサイトに出品済みの商品は、商品画像をクリックしていただくことで詳細が見られます。)

ヴァルーズの要素が落とし込まれたワンピース。
こちらのモデルはコレクションでも着用されました。

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Jean Paul Gaultier(ジャンポールゴルチエ)が手掛けていた時期のエルメスもございます。

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マルジェラによるエルメスには、洗練されたミニマリズムを強く感じます。
余計な装飾は一切なく、シルエットとフォルムを追求したそのスタイルは
「デザインしない」というデザイン。
普遍的であるが故に廃れることのないスタイルを提案しました。

エルメスの歴史の中でもマルジェラがクリエーションしたものは高く評価致します。

過去に執筆した記事はこちら
執筆者 : Charlie

USED MARKET NEXT51 Mikunigaoka
2F in Store
Design for living

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