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2025.12.22 スタッフ紹介

古着とTATTOOが人生の店長 おすすめ | CREEP VINTAGE & NO HEAD TATTOONEW!

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「古着って、なんでこんなに惹かれるんですかね?」

お客さんから、よく聞かれることがあります。

答えはシンプルで、
古着には「前に着ていた人の人生」が刻まれているから。

これは、タトゥーの世界でもまったく同じ。

皮膚というキャンバスに刻まれる線や色には

その人が何を大切にしてきたのか

どんな痛みを知っているのか

そしてどんな覚悟で生きてきたのかが自然と滲み出る。

古着も同じです。

色落ちやダメージは、ただの経年変化ではありません。

丁寧に着られてきた服は、
時間をかけてゆっくりフェードしていきます。

一方で荒く、ガシガシ着倒されてきた服は、
擦れやアタリが強く、エッジが立つ。

どちらが良い・悪いではなく

そこに現れるのは「生き方の違い」。

僕はそれを“想いの残り方”の違いだと思っています。

新品にはない説得力。
誰かの時間を一度背負ったからこそ生まれる存在感。

だから古着は、ただの服じゃない。
選ぶというより、出会うものなんだと思うのです。

CREEP VINTAGE & NO HEAD TATTOO KEI


 

昼は古着屋。
– CREEP VINTAGE – ↓Instagram↓

夜はタトゥーアーティスト。
– NO HEAD TATTOO ink – ↓Instagram↓

 

「時間」と向き合う二つの仕事を続けている、KEIです。

古着とTATTOO。

一見まったく違う世界に見えて、
実はとてもよく似ているものだと思っています。

どちらも、新品・入れたての瞬間がゴールではない。
むしろ、時間を重ねた先にこそ価値が生まれるもの。

タトゥーは色が少しずつフェードし
線が肌に馴染み、その人の生き方や空気を纏っていくことで、
世界に一つだけの表情へと変わっていきます。

古着も同じです。

古着屋のSTAFFとして、日々たくさんの服に触れていますが
心が本当に動く瞬間は、流行や相場、ブランド名を見たときではありません。

袖の擦れ
自然な色落ち
無意識についた小さなダメージ

そうした痕跡から

「どんな時間を過ごしてきたのか」
「どんな人生を通ってきたのか」

ふっと立ち上がってくる一着に出会ったときです。

だから私は、服も、タトゥーも
完成するのは“時間のあと”だと思っています。

それこそが古着とTATTOOの一番の魅力だと信じています。


 

前回掲載した

「ボロの美学|色褪せたLevi’s 507XXに宿る魅力」

でも触れましたが

結局のところ

唯一無二の風合いと存在感。 」

その一言に尽きます。

タトゥーアーティストとして肌に絵を刻む仕事も

古着を次の持ち主へ繋ぐ仕事も

僕の中では同じ感覚。

どちらもその人の生き方に寄り添うものだからです。

 


 

そんな私が、今気になっているアイテムたちをご紹介します。

「~1960年代頃 リバーシブルバーシティジャケット-ニューヨーク大学(NYU)-」

時間をかけてインクが肌に沈むように
このジャケットも時間と経験をたっぷり吸い込んできました。

袖と裾のリブはしっかり擦り切れ、
コットン面はすでにキャンバスとしての役目を終えています。
残っているのは、削られてきた痕跡だけ。

昔はもっと鮮やかだったであろうパープルも、
色が落ち、トーンが下がり、
深く、鈍く、静かな雰囲気へ。

 

リバーシブルとしては、正直もう使えません。
でもタトゥーと同じで、
大事なのは便利さじゃない。

そこに積み重なった
時間と経験が織りなす美学。

色の落ちたデニムに、
ラフに羽織るだけで十分です。

 


 

「~1960年代頃 Levi’s 501XX 55モデル」

こちらも、文句なしに男前な一本。

しっかり履きこまれ、
時間と人生が染み込んだ501XXです。

1955年〜1961年頃に製造された通称「55モデル」。

このモデルは、従来の革パッチが縮みやすく外れてしまう問題を解消するため

初めて特殊な紙製パッチを採用したのが特徴です。

フロントの小股ボタンは「LEVI STRAUSS」の「R」の左足が長い通称足長Rに変更されています。

※ディテール・・・トップボタン裏無刻印、足長R、小股ボタン裏ドット、銅リベット、Vステッチ、オフセットループ、隠しリベット刻印12

全体にムラのある色落ちが素晴らしく

特に目を引くのは腿から膝にかけてのフェード。

長い年月をかけた酸化による変色。
もしかしたら、
この腿の部分で手を拭っていたのかもしれませんね。

日常で履き込まれてきた時間が、
そのまま表情として現れています。

これは
「キレイに育てた」デニムではなく、
「人が人生を生きてきた」デニム。

新品やレプリカでは、
絶対に出せない雰囲気です。

最高ですね。


 

③「1960年代頃~ ヴィンテージラグランスウェット -CAZENOVIA JR. COLLEGE-」

フロントには「CAZENOVIA JR. COLLEGE」のカレッジプリントが入り、アメリカ古着らしい王道の雰囲気を持った一着です。

このスウェットも長い時間と人生をたっぷり吸いこんでおります。

このスウェットの最大の魅力は、やはり経年変化が生み出した表情。

長年の着用と洗いによって現れたフェード感、自然な日焼け、色落ち。

新品や復刻では決して再現できない、

リアルな古着特有の空気感。

この一点にしか存在しない色合いとムラ感は、まさに一点モノです。

デニムやチノパン、軍パンとの相性も抜群で、

ラフに合わせるだけでコーディネートに深みが出るのも、このヴィンテージスウェットの強み。

「古着好き」「ヴィンテージ好き」には間違いなく刺さる一着です。


新品か、古着か。

その選択の先にあるのは、
「自分がどんな時間を生きたいか」
ただそれだけだと思っています。

時間と一緒に削られ、残ってきたものを選ぶ。

完璧じゃないし、便利でもない。
でも、その分ちゃんと味がある。

「これ、なんか好きやな」

そんな直感で手に取ってもらえたら、
たぶんそれが一番の正解です。


私たちCreepVintageは、服と人との“次の出会い”をつなぐ場所でありたいと思っています。

お買取りも、ご相談だけでも、ぜひお気軽にお越しください。

皆さまとお会いできるのを楽しみにしております。

古着屋NEXT貝塚店

住所
:大阪府貝塚市王子928-3

電話番号
:0120-290-454

営業時間
:11:30~20:00
(※買取受付は19:00まで)

定休日
:年中無休

HPhttps://next-51.com/kaizuka/

 

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