2020.07.08 Archivesin shop BLOG新入荷商品買取強化商品
テックウェアの先駆け的存在 Vexed Generation
こんにちは。charlieです。
本日は1990年代に英国で生まれたブランド「Vexed Generation(ヴェクストジェネレーション)」について。
「You put up a camera,we’ll put up a collar(カメラには襟を)」をスローガンとして抱えています。
「?」となるスローガンですよね。というのも、これには歴とした理由があります。
1990年代頃、増え続けていた街中の監視カメラや経済成長による空気汚染、当時の政治方針に対抗してVexed Generationは生まれました。
ブランドの信念に賛同した人々に支持され、現在のストリートシーンやデザイナーたちにも影響を与えています。
そのデザインや素材使いは機能性に富んでおり、ACRONYM(アクロニウム)を筆頭とするいわゆるテックウェアの先駆け的存在です。
今回はそんなVexed Generationの有名なモデルをご紹介致します。
忍者パーカー
恐らく最も有名な、ニンジャパーカーやNinjaと呼ばれる型です。ジップを一番上まで持ち上げると目以外の部分をすっぽりと覆う特徴的なデザイン。
着用時はこのような状態に。
この目以外の部分をすっぽりと覆うデザインは、監視カメラによる顔の特定を防ぐことや汚染された空気からの保護等の理由に基づいてのもの。
POLARTEC社製のフリース素材のものが定番ですが、schoeller社製の素材が用いられているものなども存在します。
特徴的な顔周りは横から見るとこのようなパターンが引かれています。
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忍者タートルジャケット
こちらは忍者タートルジャケットと呼ばれている型。忍者パーカーと同様のディテールを持ちながらも、胸元からデザインされた大振りのポケットが特徴的です。
ナイロンオックス(コーデュラナイロン)が使用されたモデルが多く、燃えない生地が採用されています。
裾にあしらわれたパーツにより臀部を保護出来るギミックになっています。
着用時はこのようなイメージです。
フード着用時に肌に当たる裏地部分にはフリースがあしらわれていたり、内部をカスタム出来る仕様になっています。
機能性・見た目共にテックウェアらしさ満載で格好良いですよね。
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リフレクターシリーズ
こちらはPUMAとのコラボレーションによるシリーズ。
サイクリングウェアなどにも用いられることの多いジャージー素材の細腹などに沿ってリフレクターがあしらわれています。
どのアイテムも口元付近まで覆うようにネックが立ち上がるようになっていたり、止水ジップになっているモデルも存在します。
これはイギリスで1998年に施行された「犯罪及び秩序違反法」により、警察官から身分の証明を求められた際に顔を隠すことなどを禁止する法律に対抗して生まれたVexed Generationオリジナルのデザインが基になっています。
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防弾チョッキレコードバッグ
こちらのアイテムはVexed Generationの中でも忍者シリーズに次いで有名なアイテムでしょう。
LOUIS VUITTONのメンズ アーティスティックディレクターも手掛けるヴァージルアブローがTwitterにて絶賛したYAKPAKとのコラボによるDJバッグの元になったデザインです。
オリジナルとコラボの相違点はフロントのステッチにより表現されている文字が「V」か「Y」か。
文字通りDJなどのレコードを持ち歩く方に向けたデザインで、LPが20枚近く入る容量になっています。
防弾チョッキにも使用される程強度の高い素材が使用されています。オリジナルは大きさも数種類あるようです。
ストラップはこのような形状になっています。今となっては一般的なデザインに見える、ボディにクロスさせるショルダーストラップも当時は存在せず、Vexed Generationが元祖とも言われているようです。
着用時もスタイリッシュで格好良いです。
近年復活し、極少数の限られたショップでのみ取り扱いされています。
当店では90年代のオリジナルのVexed Generation(ヴェクストジェネレーション)やTechwear(テックウェア)も高価買取致します。
過去に執筆した記事はこちら
執筆者 : Charlie
USED MARKET NEXT51 Mikunigaoka
2F in Store
Design for living
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